肉体の細胞的に、「音楽を聴きたくなる」年齢があるそうです。12才くらい~20才くらいまで。この期間は特に、細胞が「音楽を聴きたい」状態になる。外部からの音の振動を取り入れることで、これまで細胞が保持していた振動(固定観念)の殻を破り捨てる。脱皮振動。ちなみに戦後のように、「音楽が精神的な支え」として広範に必要な時代背景があれば、多くの年代に支持される曲(リンゴの唄とか)も求められるけど、そういった時代背景が無ければ、生物的な「求愛の時期」に重なる年代が「歌を聴きたく」なる。 で、音楽を作る側からしたら。ヒットメーカーの立場からしたら。「商品が売れる」=「買ってくれる層に響かせる」訳だから=ミリオンセラーを狙うなら12才~20才に支持される曲という黄金の方程式が出来上がるさあ、2パターン。若い人が曲を作るなら、「同世代に響かせる」なんて簡単。価値観も、買ってる服も、流行りも同じだから。ホコ天でロカビリーが流行ってたら、ロカビリーを歌えばいい。「亜麻色の髪」が流行ってたら、亜麻色の髪の乙女を歌えばいい。「少し、ブームの先」を歩いていたら尚更OK。だから、「私は、みんなより少しイケてるのよ」くらいの勘違いした若い子が創るくらいの曲でちょうどいい。問題は、「おっさん・おばさん」が作るケース。というか、昭和歌謡も平成J-POPもだいたいそう。3~40代の「おっさん・おばさん」が制作側であり、それを「若い子に」響かせないと売れない。さぁ、どうしよう。雑誌を読んで、若い子の流行を追っかけたって、肌感覚で「なんだかオバんくさい」「おじんくさい」「オジーオズボーンっぽい」ってバレちゃう。だからと言って、「若者はこう生きるべきだ!」のような教訓染みると、「本」なら売れても、「曲」ではニーズが無い。そもそもが、「これまでの価値観」を脱皮振動で壊すために「曲」を求めてるのだから、「上の世代への反抗」「築かれた文化の破壊」が目的。「若者はこう生きるべきだ!」なんて通じない。さぁ、だから「どうしよう」ってばさ。最近、音楽業界の人に聞いた。「若い頃は私もムチャしたよなぁ~」って曲。それなら「下の世代」にも共感されるらしい。なぜなら、「私たちも上の世代と戦ったんだぜ(無茶したよなぁ)」になるから。ということで、3~40代の「おっさん・おばさん」が制作側で、それを「若い子に」響かせないと売れない。という方程式の解は、武勇伝自慢を曲にする!になるwこれじゃなくてね この記事を読んでる人に作曲家は居ないと知りつつも、もしも「ミリオンセラー」を目指したいなら、①音楽を聴きたいのは「若い子」という生物的な仕組みを認識し、②自分の下の年代の層に支持されるには?を続きをみる
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