人生の綱渡り師

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サーカス団の綱渡りのプロは、

本番で地上２０メートルの高さの綱を渡っているトキも、

練習で、地面スレスレに張られた綱を渡っているトキも、

まったく違いが分からないと言う。


なぜなら彼らは、下を見ないから。

今この足に伝わって来るロープの感覚だけが全てで、

別にそのロープが、どこに張られているのか（ビルの上なのかマットの上なのか）は、

まるで気にならないという。


ロープが、そこに、あるだけ。

ロープが、「どこに」あるか、を気にする、凡人の僕たちは、

下を見れば不安になれるでしょうし、上を見てたまには安心するかもしれません。


でも、少し考えれば分かりますが、

本来は、ロープが「どこに」あるかなんて、まったく関係ないはずです。

どこにあろうと、ロープは、ロープだからです。

300mの高さに張った時だけ、なぜか滑りやすい材質に変化するわけ無いし、

5cmの低さに張ったら、なぜか極太の材質に変わるわけでも無い。

どこに張っても、ロープはロープのままです。

僕らの人生も、まさにこのロープそのもので、

ロープがどこに張られているかを調べると、ろくなことはありません。

（練習用のロープと比べて不安になる）＝「他人の人生と比べて不安になる」

（ロープの下を見て怖くなる）＝「人生は危険だらけだと錯覚し不安になる」

（ロープの残りの長さを見て焦る）＝「明日以降の人生を見渡して生き急ぐ」



でも、比べようと、比べまいと、目の前で起こっている事の材質は変化しません。


綱渡り師が、いま足に伝うロープだけを感じていたように、

目の前で起こっている「いま」の人生に、集中してみて下さい。


「どこにあろうと、ロープはロープ」です。



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↓「だいたい、最近の若いヤツは集中力が足りね～んだよ」

このセリフは、昭和のサーカス団の頑固な綱渡り職人が言いそうなセリフですが、

マジで、そうだったんだね、僕らって。

「いま」に集中せず、よそみばっかしてる。

そりゃ、落ちるっちゅーねん！

「不安になるような奴らは、だいたい集中力が足りてね～だけなんだよ。」

今に集中していれば、不安なんて、湧くわけ無い！！

「いま」と「なにか」を比べるから、不安になるだけであって、

「いま」だけ見ている人は、原理的に不安になれない。

私の人生というロープ（ビルの谷間？）を、

他人のロープ（練習用マット付き？）と比べるから、

不安になるだけであって、

ロープ（人生）がどこにあるかを気にせず、

ロープ（人生）だけに集中していれば、

不安や心配なんて、確実に起こらない。

確実に！

「どっかで聞いた、誰かの人生」それは、あなたが気にするべき人生じゃ無い。

比べるべきモノでも無い。

http://ameblo.jp/mitsulow/entry-11477491517.html　必読
http://ameblo.jp/mitsulow/entry-11477500373.html　必読

ただ、足に、全神経を集中して、いまを、楽しんでみて下さい。

これからは、プロ級に、楽にロープ（人生）を渡れるようになるでしょう。

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