晴れてほしい日に、 人間は。 どす黒い雨雲の中、 にじんで見え始めた太陽の輪郭を確認するや、 「おぉ、太陽がにじみ始めた!!」 「がんばれー、太陽!!」 「もっと出ろー!!!」 とか、願っちゃうけど。 太陽は、これ以上「出る」ことなんて出来ない。 だって、もう出ているから。 常に出ている太陽と、 あなたの間に、 雲が流れているだけ。 これ以上「出る」ことなんて出来ない太陽に、 「っち!!また、見えなくなった。 太陽、なんで出てこないんだよ!!」 と言っている様子は、 さながら、 「なんで、幸せになれないんだよ!!」 と言っている自我のようですね。 「幸せ」は出ている。 常に。 これ以上、「出る」ことが出来ないほどに。 その、「常に出ている幸せ」に、 「気づく」事が出来ない僕らが、 今日も「幸せ」の出現を願っています。 ↓それでは自我の皆さん。反論をいっせいにどうぞ。 そんなわけがない!! 私の周りに、幸せが常に出ている?? 「私は病気だし」「私は貧乏だし」「子育てで自由は無いし」「あと、それから」 この、「 」がぜんぶ、雲です。 あなたと、幸せを、隔てている、 「雲」です。 文句が多い人ほど、きっと分厚い雲でしょう。 「常に幸せだと?んなバカな!」「俺、ハゲだし!」「皿洗いたくないし!」「もっとお金ほしいし!」「自由が欲しいし!」「あの人の方が幸せそうだし!」「こんなはずじゃ、無かったし!」 むしろ、自分が、雲を「探し出してでも」、 分厚くしているって、気づけます? いま、わざわざ、「あの人の幸せ」を探し出してくる必要って、 ありましたっけ? わざわざ、不満を「探し出して」きている。 わざわざ、「雲」を自分で分厚くしている。 「私が、続きをみる
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