なぜか分からないけど、 自分の子供がゲームをしているとイライラする。 「宿題やったのか?」 から始まり、 「ちゃんとお風呂入ったか?」 とか、 「明日の準備は?」 とか、ずーっとカラミ続けて、 最終的に身の潔白(やるべきことは全部終わってた)を証明した息子が、 ニンテンドーDSをベットでしている姿を見て、 それでもやはり「イライラ」する自分が居たので、 ハタと気づいた。 【ゲームをしている息子が嫌い】なんだと。 【毛虫を見るのは嫌い!】のような感じの、 【ゲームをしている息子を見るが嫌い】なんだと。 「なんでだろう?」と自分の固定観念をチェックして行くと、 おもしろい方程式が出て来た。 子供を怒鳴る全ての親に共通するんだけど、 ゲームをしている子供を見るたびに 自分自身が情けなくなるから だと。 この方程式は、全ての親子に当てはまる。 (ゲームをしている子供を見ても何とも思わない家庭は別ね。) ー数式X ①赤ちゃんは、親と「遊んで遊んで」状態。②幼児になっても、親に「遊んで遊んで」状態。③子供はとにかく親と遊んで欲しい④ところが皿洗いや家事で遊べない時もある⑤なにか良い方法は無いか?⑥そうだ「ゲーム機」とかいう魔法の道具を与えたら、子供はそれに熱中するっぽい⑦与えてみた⑧子供は初めは嫌がる、「こんなのじゃなくて、ママと遊びたい」⑨忙しいからあとでね!⑩少しずつ、「ゲーム機」にハマってくれる⑪バスの中でしりとりしよう!とか言ってくる⑫バスでは静かにせにゃ!⑬ゲーム機をそっと渡す⑭やっべー、これメッチャ効く!こんなに静かになるの?⑮子供、完全にゲームにハマってくれる⑯中学生くらいになる。ゲーム機している子供を見る。⑰なんだかイライラする⑱お前、宿題とかちゃんとやったんか? ↓四捨五入↓ ①子供にフォークを渡す②子供がフォークを使い始める③てめー!フォークとか使ってんじゃねーよ!! (笑) 情けなくなるんだよ、きっと。 この姿を見るたびにさ↓ 親として遊んであげれなかった自分が。 ゲーム機ってきっと、 【遊んであげたかったのに、遊んであげられなかった自分像】の象徴。 あるお母さんは「自分がもっとお金持ちだったら」と思ったかも。 「パートに行かないで、娘と遊んであげれたはずなのにな」と。 あるお父さんは「残業だらけじゃなかったらな」、 「自分の能力がもっと高ければ、子供と遊んであげれたのに」と。 この姿を見るたびに・・・。 【子供がゲームしている姿】を見るたびに。 親は自分自身が情けなくなるんだと思う。 だから、今も日本中の家庭で怒鳴り声が響いているはずけど、 それは ゲームしている子供を怒鳴っているんじゃなくて、 自分自身を怒鳴っているんだと思う。 てことで、朝一でゲームしてた長男コクトウ君を見て、 いつもなら怒鳴るところを、 ねぇ、公園行ってキャッチボールしね? と誘うと、あっさりと「行こう!」となって、 メチャクチャ楽しかったナウ。 方程式の解 ①「怒鳴る」たびに⇒「自分が情けなくなる(潜在意識下)」⇒「情けない自分」が形成される⇒「情けない自分(低位)像」に、優位性を持たせるために他者を怒鳴りたくなる」⇒「怒鳴る」⇒「自分が情けなくなる」⇒「怒鳴る」 ②という負のループだったのが ③「ゲームじゃなくてあそぼーぜ!」⇒「ゲームしている姿(自分が情けなくなる)が視界から消える」⇒しかも「子供と直接的に遊んであげられる自分」で情けなさも消える⇒怒鳴らなくなる ④良いループへ !解決!①ゲームしている子供を怒鳴りたくなったら②今日の記事の方程式を思い出して、③「一緒にあそぼーぜ!」と言ってみる! やってみて! あと、8月17日に大阪で「育てない子育て」をテーマに講演会を開催します。 関西の皆さんお待たせしました、たぶん2年ぶり?くらいの大阪公演です! 令和塾として伺います! 子育てがテーマですが、「子供」と言っても実際の自分の子供の事を指すのではなく、 大人である自分自身の子供時代の「子供」を意味します。「インナーチャイルド」という言葉がありますが、 「子供」とは自分自身が幼い頃に消化できなかった様々な欲求を、 「課題」として引っ下げて目の前に現れている現象のことです。だから、自身の子供も、地域の子供も、あなた自身の「子供時代」そのものです。そしてそんな「子供」続きをみる
『著作権保護のため、記事の一部のみ表示されております。』