ビニールシートの端っこを持って、 上下にバッサバッサすると「波打ち」ます。 ↑こんなイメージ。 ビニールシートが「波打つ」。 当然ですが移動しているのは「ビニールシート」じゃなく、 波の「カタチ」が移動して行く事が分かります。 ビニールシートは移動してないよね? 端っこを固定されてるので、その場から動けない。 向こうへ伝わったのは「波のカタチ」。 物質じゃなくて、移動したのは「カタチ」だけ。 水面も同じで、実は「水」は移動してません。 全ての水はその場で「上下運動」を繰り返しているだけで、 その水面の「上下運動」が隣りへ、隣りへと伝わって行く現象が「波」です。 「水」がこちらから、向こうへ移動して行く現象だと誤解されますが、 違います。 ハワイで津波が起こると、日本にも届きますが、 それはハワイの水が届いている訳じゃないですよね。 ハワイの水は、ずっとハワイの横で「上下」に揺れてるだけで、 途中の「太平洋」の水も、そこで上下に揺れてるだけ。 届いた日本の水も、その場で上下に動いているだけ。 じゃあいったい何が届いたんだ? って思うでしょうが、 「カタチ」が届いたんです。 「水」が届いたんじゃなくて、「カタチ」が届いた。 「上下しようぜ!」という「運動エネルギー」が届いた。 ↑「客」が移動してるんじゃなくて、 「上下しようぜ!」という意思が会場を伝播していく。 これが「波動」。 実態あるモノが移動しているんじゃなくて、 「カタチ」が伝播する。 これ全部、高校物理で習ったんだって(笑)行っときゃ良かった ↓4:11~4:20くらいまで 「音」も同じで、 「ラ♪」というナニカが移動してるんじゃないそうです。 僕なんか、「ラ♪」という音(物質)が、 空間を移動して来てると思ってました。 でも、空間中に↓こういう「モノ」が飛んでるんじゃない。 そもそもが、「ラ♪」なんて無いそうです。 「ファ♪」も無きゃ、「ミ♪」も無い。 というか「音」自体が存在してない。 「音」とは物体の振動が伝わる現象の事であり、 例えば、ある物体が左右に振動すると、 その物体が「左」へ動いた瞬間に、その隣の空気も当然「左」へ引っ張られます。 すると、さっきまでそこを埋めていた「空気」が薄くなるので、さらに隣の空気がそこへ引っ張られます。 さらに、その隣も、その隣も。 そして物体が「右」へ戻ったら、隣の空気も「右」へ。 その隣も「右」へ。さらに隣も「右」へ。 物体の「左右」への振動が次々に連鎖することで、 最終的に「鼓膜」へと繋がり、鼓膜が左右に振動します。 すると、鼓膜のその「震え(振動)」を、 脳が「聴こえている」と認識するわけです。 1秒間に60回、物体が「前後に動いた」なら、 耳も、1秒間に60回、前後に動かされる事になります。 それが、60Hzの振動を聴いている状態。 もちろん「逆」も出来るので、 音で物体を左右に引っ張る(振動させる)事も可能。 とにかーく。 「音」とは、 「音源(振動している物質)」と「鼓膜」がロープで繋がり、 一緒に左右に震えている状態のことです。 まるで「音」が移動したかのように錯覚してましたが、 実は何も移動してない。 「水」が移動したんじゃない、 「客」が移動したんじゃない。 ラ♪「音」が移動したんじゃない。 「続きをみる
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