ルールは長続きしない。でも、ルールの下で生きている人たちは、「ルールは永遠に続く」と思い込む。江戸時代の人は、幕府は永遠に続くと思っていた。ソビエトでは共産主義に終わりは来ないと思っていた。資本主義だってそうだろう。ルールの下で、「これは永遠だ」といくら人々が思っていても、ある日ふと、ルールは変わる。ジュラ紀は、恐竜たちの天下だった。「大きいこと」が、生き残りに有利な「ルール」だった。隕石が落ちた日に、ルールは変わった。「永遠」だと思われていたそのルールは、一瞬で変わった。「小さいこと」が生き残りに有利な地球になった。氷河期もそう。それまでは「毛が無い爬虫類」と「毛がないみつろう」が有利だった地球の、「ルール」が、急に変わった。寒くなったことで、「毛むくじゃら」の生物が有利になった。そして氷河期が終わると、「毛だらけ」のクマと「ふさふさ」のキムタクは不利になり、一気に爬虫類とみつろうの天下になった。ルールは、変わる。ある日、ふと。その瞬間まで、「永遠」だと信じられていたことと、「永遠だ」と信じていた人をあっさりと裏切って。てことで、経済評論家がおもしろいことを言っていた。コロナ前は、「資産を持っている人」が有利だったけど、コロナが終わって、「資産を持っている人」がめっちゃ不利になってるそうで。株は下がり続けて、株をいっぱい持ってる人は億単位で損害、銀行に貯金をいっぱい持っている人も、資産凍結におびえ、不動産を持っている人は、全て家賃収入ストップに苦しみ、100店舗の居酒屋チェーンを持っているオーナーは、従業員への支払いで破産し、とにかく「持っている人」がめーっちゃ苦しい時期らしい。逆に言うと、いまって、「持っていない人」がめーっちゃ楽らしい。ルールは、変わる。ある日、ふと。その瞬間まで、「永遠」だと信じられていたことと、「永遠だ」と信じていた人をあっさりと裏切って。今日から始まる1週間のどこかで、「髪の毛が無い人が有利」な時代に、急に変わる事を祈っています。よき一週間を。7月20日あたり発売 ↓三葉虫の時代は、二酸化炭素だらけだった。さんようちゅうってのが、何なのか知らんけど、植物しかいない時代は、「光合成できる生命」の天下だった。二酸化炭素の天下だった続きをみる
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