あるスーパーの駐車場で、バックしていた車から、ガっシャーンと大きな音。運転席A「うわぁ~、やっちまったよ。バンパーがベコベコにへこんじゃってるじゃん、ちゃんとバックモニター見てたつもりなのに。なんでこんな所に黄色いポールが立ってるんだよ。」助手席B「ポールの後ろは、他の人の車だから、逆にポールで良かったんじゃね?」運転席A「会社で嫌な事が起こったばっかりなのに、車まで凹むなんて、マジ最悪な1日。」助手席B「嫌な事って重なるよな~。でも、一気に終わった方がよくね?ほら、頭痛の日に足を怪我したら、もう、それがどっちの痛みだかよく分からなくなるみたいに。別々の日にそれぞれ痛まれるより、一気に終わって良かったじゃん。」運転席A「俺の車、けっこう高いランクなんだけどなぁ。外車だし。」助手席B「盗難保険に入ったようなもんだな。」運転席A「え?何が盗難保険なの?これは物損事故だから、呼ぶなら事故保険の会社でしょ?」助手席B「知らないの?最近、高級外車ばかりを盗んでいる窃盗団がいるんだよ。海外に売り飛ばすために。もちろん、新しければ新しいほど海外で売れる。でも、こんなにバンパーが凹んでる車だともう盗まれない。」My高級外車をぶつけた時に、「盗難保険に無料で入れたから良かったじゃん。」とか言ってきやがる!さぁ、この物語りの、「運転席Aさん」と「助手席Bさん」は、会社の同僚?友だち?いえ、これはマインドの支配構造です。どちらが「あなた」というマインドを支配するか。全ての「ものごと」には、必ず2つの側面があります。コインの裏と表のように。どんな「ものごと」であれ、必ず「2つの面」が発生します。もちろん「考え方」にだって、常に「2つの考え方」が発生し、その「どちらの考え方」が、【あなた】というマインドを支配するか。それだけなんです。人生の全ての瞬間、「考え方」が【あなた】を支配しているのです。「考え方A」と「考え方B」で、watashi(わたし)という「マインド」の奪い合いが行なわれています。上の図では、「考え方A]が運転席に座ってますね。当然ですが、運転席に座ったほうが「操縦権」を得ます。いま、「わたし」という車体を、どんな「考え方」が支配しているのか。そういう視点で、もういちど冒頭の物語を読んでみましょう。運転席に座ってるのは、どっちか。考え方A「うわぁ~、やっちまったよ。なんでこんな所に黄色いポールが立ってるんだよ。」考え方B「ポールの後ろは、他の人の車だから、逆にポールで良かったんじゃね?」どちらの考え方がwatashi(わたし)の運転席に居座りましたか?考え方A「会社で嫌な事が起こったばっかりなのに、車まで凹むなんて、マジ最悪な1日。」考え方B「悪いことは、一気に重なって終わった方がよくね?」どちらの考え方がwatashi(わたし)の運転席に居座りましたか?考え方A「俺の車、けっこう高い外車なのに、凹んじゃった。」考え方B「盗難保険に入ったようなもんだな。」どちらの考え方がwatashi(わたし)の運転席に居座りましたか?今後の人生の全ての【瞬間】に、必ず2つの『考え方』があります。その出来事を『イイコト』と解釈するか、『悪いこと』と解釈するか。究極的にはこの2つのどちらかです。あなたの人生のこれまでも、そしてこれからも、必ず、全ての【瞬間】において、2つの『考え方』があります。問題は、そのどちらの『考え方』に「わたし」のマインド続きをみる
『著作権保護のため、記事の一部のみ表示されております。』